白髪染めケープ「Hoodot（フードット）」はセルフカラーにおすすめ！意匠登録商品の特徴

意匠権と意匠登録

商品や製品に使う特定のデザインを独占的に使用できる権利が「意匠権」です。権利を取得するためには特許庁での手続きが必要であり、この手続きを「意匠登録」といいます。

必要条件

商品や製品のデザインをしたら、意匠登録ができるというわけではありません。以下4つの条件を満たす必要があります。

・工業で使用するデザインである

農産物の形や工業で使用しないもののデザインは登録できません。

・簡単に思いつかないデザインである

誰にでも思いつきそうなデザインや、よく知られているデザインを修正した程度のデザイン、または複数のデザインを組み合わせただけのデザインなども登録できません。

・未発表もしくは発表してから1年以内

新規性も求められることから、未発表であるか、発表している場合は発表してから1年以内であれば登録できます。

・似たようなデザインがない

意匠権は「早い者勝ち」となっているので、独自に考えたデザインでも、他の誰かが似たようなデザインを先に登録した場合は登録できません。

意匠権の有効期間

意匠登録したら無期限で独占的にデザインを使用できるわけではなく、有効期限があります。意匠法第21条1項に定められているのが、意匠権の有効期間を出願した日から25年です。Hoodot（フードット）の毛染め用ケープは2021年に出願、2022年に登録されました。

意匠登録商品の具体例

「日用品」「住宅関連用品」「衣類」「部品」「機械」など多岐にわたります。実例は、以下のとおりです。

• 日用品：文房具類、枕、物干し竿、体重計、おもちゃ、調理用品、歯ブラシ
• 住宅関連：テーブル、机、椅子、照明器具、システムキッチン、浴槽、棚
• 電子機器機械類：携帯電話、デジタル家電、農機具、工作機械、車両、自転車、時計
• 服飾類：衣服、かばん、靴、マフラー、ペット用衣服、アクセサリー、メガネ、布地
• 部品関係：機械部品、ねじ、バルブ類
• 容器類：ペットボトル、包装用容器、スマートフォン用ケース、シャンプー容器、化粧品容器

意匠権・著作権・商標権の違い

「意匠権」を聞いたことのない方でも「著作権」と「商標権」はご存じかもしれません。これら3つの違いは、「保護の対象と登録手続きの違い」にあります。「意匠権」「著作権」「商標権」の違いをまとめると、次のとおりです。

• 意匠権：工業用のデザイン。特許庁での登録手続きが必要
• 著作権：文章、画像、プログラム、音楽など。登録手続き不要
• 商標権：サービス名、ブランド名、ロゴマーク。特許庁での登録手続きが必要